オンラインストアに並ぶ商品は、ある日突然そこにあるわけではありません。品種、産地、栽培方法、そして何より「今、出す理由」があって、はじめてラインナップに加わります。今回は、今週から並んだ一つの林檎を例に、その判断の中身をお話しします。
板柳りんご「サンつがる」――青森県北津軽郡板柳町の「板柳有機農法研究会」が育てた林檎です。

「つがる」という品種は、9月のごく短い時期にしか出会えません。世の中でよく見る「サンつがる」の多くは、袋をかけずに直射日光を浴びせて育てる「無袋栽培」。糖度は上がりますが、栽培期間中の農薬散布回数は増える傾向にあります。
板柳有機農法研究会のサンつがるは、青森県知事から認証を受けた「青森県特別栽培農産物」です。自治体による公的な認証を受けた上で、この時期にこの品種を届けられる生産者は決して多くありません。研究会には地元の生産者が名を連ね、成田りんご園がとりまとめ役を担っています。
そして今週という時期にも理由があります。産地からの案内によれば、このサンつがるの出荷期間は9月中旬から10月上旬のごく短い間。つまり今週は、この林檎が今シーズン初めて出回る、まさにその走りの週にあたります。
仕入れの判断で見ているのは、味だけではありません。「今の季節に、この基準で、実際に手に入るか」という、需給と栽培基準を重ね合わせた現実的な選択です。今週、地球人倶楽部の会員制宅配サービスでこの林檎が届けられることが決まったタイミングで、オンラインストアのラインナップにも加えることにしました。

地球人倶楽部の旬の果物一覧はこちら※在庫状況により、この林檎は掲載を終了している場合があります。
きれいごとだけでは仕入れは成立しません。けれど、選べる範囲の中で一番良いものを、一番良いタイミングで届ける――それが、この林檎を今週選んだ理由です。
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