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「口に入るものは間違ってはいけない」秋川牧園という生産者

オーガニック

生産者のこだわり

1972年、山口県山口市。秋川牧園は、小さな養鶏場として産声をあげました。掲げた理念は、「口に入るものは間違ってはいけない」という、シンプルでありながら徹底するのは簡単ではない言葉です。1997年には農業の会社として日本で初めて株式上場を果たしながらも、その理念は半世紀以上、変わることなく受け継がれています。

誰もが「不可能」と言った、無投薬飼育への挑戦

戦後、日本の養鶏が効率とコストを優先する方向へ進む中、秋川牧園はいち早くその構造に危機感を抱きました。中でも周囲から「不可能」と言われたのが、抗生物質や抗菌剤に頼らない「無投薬飼育」への挑戦です。家畜に抗生物質や抗菌剤を多用すると、やがて薬の効かない「薬剤耐性菌」が生まれてしまう。その危うさに早くから向き合い、ヒナの時から一切の抗生物質・抗菌剤を使わない飼育方法を、研究を重ねながら確立してきました(法定ワクチンは除く)。

植物性100%、こだわりの飼料設計

秋川牧園の飼料は、植物性の原料を中心に設計されています。一般的な飼料に使われる肉骨粉や油脂は、風味を損なう要因になるだけでなく、残留農薬などのリスクとも向き合う必要がある原料です。とうもろこしや大豆、なたね、アルファルファといった原料は、すべて遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐ分別生産流通管理がなされたものを使用。とうもろこしについては、収穫後に使用される防カビ剤や殺菌剤(ポストハーベスト農薬)も使っていません。

自然の光と風が入る、開放型鶏舎

一般的な養鶏では、効率を優先して窓のない「ウインドレス鶏舎」が多く採用されています。秋川牧園が選んだのは、その正反対。自然の日光と風が入る開放型鶏舎で、一坪あたり約35羽という、業界水準(50〜60羽)よりもゆとりのある環境で鶏たちを育てています。ストレスの少ない環境でのびのびと運動した鶏は、引き締まった旨みのある肉質に育つといいます。

循環する、飼料用米という取り組み

秋川牧園は、鶏の飼料用のお米を自社で生産するという、循環型農業にも取り組んでいます。育てた飼料用米を鶏に与え、その鶏から得られたお肉や卵を生産し、出た鶏糞は堆肥にして、お米を育てる田んぼへと還元する。世界的な食糧不足のリスクが懸念される中、こうした地域内で循環する仕組みづくりは、全国からも注目を集めている取り組みです。

品質管理室による、徹底した検査体制

秋川牧園では専門の「品質管理室」を設け、製品の安全性に目を光らせています。卵については定期的な検査で品質データを蓄積し、産まれた卵だけでなく農場の敷料についてもサルモネラ検査を実施。生食でも安心して食べられる環境を整えています。また、鶏肉や飼料原料については放射能検査も定期的に行うなど、見えないところまで手を抜かない姿勢を貫いています。

“あなたの農園”でありたいという思い

秋川牧園は、自分たちを「Your Farm」という言葉で表現しています。もし自分が農家で、家族のために鶏を飼い、野菜を育てるとしたら、農薬を多用したり、鶏を窮屈な鶏舎に詰め込んだりはしないはず。たとえ手間やコストがかかっても、家族に食べさせたいと思えるものをつくる。秋川牧園が大切にしているのは、そんな、ごく自然な感覚です。

地球人倶楽部が秋川牧園をお届けする理由

1988年の創業以来、有機・低農薬の食材を専門に扱ってきた地球人倶楽部にとって、秋川牧園のように半世紀にわたって理念を貫いてきた生産者は、自信を持っておすすめできる存在です。「口に入るものは間違ってはいけない」その言葉に込められた誠実さを、ぜひ食卓で感じてみてください。

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