
▽【木次乳業】 カマンベールチーズ
買ったときは楽しみなのに、気づくと冷蔵庫の奥で固くなっている。チーズが余るのは、量ではなく種類の選び方の問題です。それぞれ、日もちも扱い方もまるで違います。
まず、四つに分かれます
ナチュラルチーズは種類が多いように見えますが、家庭で扱ううえでは四つに分けると迷いません。
フレッシュは熟成させないもの。モッツァレラなどです。白カビは表面に白いカビをまとわせたもの、カマンベールが代表です。ハード(セミハード)は水分を抜いて長く熟成させたもの、ゴーダがこれにあたります。青カビは内部に青カビを入れたものです。
この四つは、日もちが十倍以上違います。まとめて「チーズ」と考えて同じ扱いをすると、必ずどれかが余ります。
- フレッシュ
- 熟成させないので、日もちがいちばん短い。当店のモッツァレラは賞味期限10日です。買った週に食べきる前提で選んでください。
- 白カビ
- 中身がやわらかく変化していきます。買ってから食べごろが動くので、いつ食べるかを決めてから買うほうが失敗しません。
- ハード・セミハード
- 水分が少ないぶん長くもちます。少しずつ削って使えるので、冷蔵庫に一つ置いておく前提の種類です。
- 青カビ
- 香りが強く、少量で足ります。使い道が決まっていないと余ります。まず小さいものから。
- ストリング(裂けるタイプ)
- 個包装なので開けた量だけで済みます。余らせたくない方には、実はこれがいちばん確実です。
余るのは、買いすぎたからではなく、
日もちの違う四つを同じに扱っているからです。
「低温殺菌」と書いてあるかどうか
チーズは牛乳からつくります。だからその牛乳をどう扱ったかが、味に出ます。
一般的な牛乳は120度前後で2〜3秒の高温殺菌をします。一方低温殺菌は65度で30分かけます。時間はかかりますが、生乳の風味が残りやすい方法です。
当店のチーズの多くは、島根・奥出雲の木次乳業のものです。この会社は1978年から低温殺菌を続けています。効率だけを考えれば選ばない方法を、四十年以上続けているということです。

▽【木次乳業】 カマンベールチーズ
オンラインストアでお求めいただけます
冷蔵庫の、どこに置くか
チーズを固くしてしまう原因は、たいてい置き場所です。
冷蔵庫の中でいちばん冷える場所と、風が当たる場所は避けてください。チルド室の奥や、吹き出し口の正面がこれにあたります。水分が抜けて、表面から乾きます。
切り口はぴったり包む。ラップでも、なければ蝋引きの紙でも構いません。空気に触れる面を減らすだけで、もちがはっきり変わります。
そして白カビとハードは、食べる三十分から一時間前に冷蔵庫から出してください。冷たいままだと香りが立ちません。これだけで別物になります。
チーズを余らせないための、五つの決めごと
01
いつ食べるかを、買う前に決める
フレッシュは今週、白カビは今週から来週、ハードは一か月かけて。この見当がつけば、量を間違えません。
02
一度に二種類まで
三つ以上買うと、必ずどれかが後回しになります。日もちの長いものと短いものを、一つずつ。
03
切り口は必ず包む
皿に乗せてラップをかけるのではなく、チーズそのものに密着させてください。乾きは切り口から進みます。
04
食べる前に、常温に戻す
白カビとハードは三十分から一時間前に出す。冷たいままでは香りが出ません。
05
固くなったら、料理に回す
乾いたハードは削ってスープやパスタへ。捨てる必要はありません。むしろ濃く出ます。
種類ごとに、どれを選ぶか
ここから当店で扱っているものを、種類ごとに並べます。上に書いた四つのどれにあたるかを添えてあります。

▽【木次乳業】 カマンベールチーズ
白カビ。奥出雲の気候のなかで作られたカマンベールです。熱処理をしていないので熟成が進みます。買ったら早めに、そして食べる一時間前に冷蔵庫から出してください。

▽【小林牧場物語】 手づくりカマンベールチース(とろり熟成)
白カビ。北海道江別の小林牧場のもので、熟成に四週間かけています。レトルト処理をしているぶん状態が安定しているので、いつ食べるか決めきれないときはこちらが扱いやすいです。

▽【木次乳業】 出雲 ラ・ルージュ (赤玉ゴーダ)
ハード。木次乳業の赤玉ゴーダです。熟成が前期・中期・後期と進み、そのつど味が変わります。少しずつ削って長く使う前提の一つ。

▽【小林牧場物語】 手づくりゴーダチース(5ヶ月以上熟成)
セミハード。小林牧場の手づくりゴーダで、五か月以上熟成させています。塩は伯方の塩。冷蔵庫に一つ置いておくならこの手のものです。

▽【木次乳業】 プロボローネチーズ (のびるチーズ)
ハードとフレッシュの中間、糸を引くタイプです。プロボローネはナポリ地方のチーズ。380gのホールなので、家族でお使いになる方向けです。

▽【木次乳業】 プロボローネチーズ(ピッコロ)
同じプロボローネの100gカット。ホールは多いという方はこちら。まず試すならこの大きさからで十分です。

▽【木次乳業】 モッツァレラチーズ
フレッシュ。奥出雲の生乳で作ったモッツァレラで、食塩を加えていません。賞味期限は10日です。買った週に食べきる前提で選んでください。

▽【小林牧場物語】 手作りカマンブルーチーズ
青カビ。表面は白カビ、中に青カビが入っています。青カビとしては穏やかなほうなので、ブルーチーズが苦手だった方の入口になります。

▽【木次乳業】 ナチュラルスナッカー(裂けるチーズ)
裂けるタイプ。70gの個包装で、ほんのりスモークの香りがあります。余らせたくない、という一点で選ぶならこれがいちばん確実です。
固くなってしまったら
捨てないでください。乾いたハードチーズは、削ればそのまま使えます。
スープに落とす。茹でたパスタに削りかける。じゃがいもにのせて焼く。水分が抜けているぶん味は濃くなっているので、料理に入れると新しいものより効きます。
白カビが熟成しすぎた場合も同じです。パンにのせて焼けば、香りの強さがちょうどよくなります。
牛乳から選ぶ、という考え方
チーズの味の大半は、原料の牛乳で決まります。
同じ牛乳から作られた牛乳そのものを飲んでみると、チーズの味の理由が分かります。低温殺菌の牛乳は、高温殺菌のものと香りが違います。
チーズが気に入ったら、同じ作り手の牛乳を試してみてください。逆も同じです。
このページでご紹介したチーズ
種類の違うものを、一度に二種類まで。オンラインストアからお求めいただけます。
▽【木次乳業】 カマンベールチーズ
▽【小林牧場物語】 手づくりカマンベールチース(とろり熟成)
▽【木次乳業】 出雲 ラ・ルージュ (赤玉ゴーダ)
▽【小林牧場物語】 手づくりゴーダチース(5ヶ月以上熟成)
▽【木次乳業】 プロボローネチーズ (のびるチーズ)
▽【木次乳業】 プロボローネチーズ(ピッコロ)
▽【木次乳業】 モッツァレラチーズ
▽【小林牧場物語】 手作りカマンブルーチーズ
▽【木次乳業】 ナチュラルスナッカー(裂けるチーズ)
※ いずれも要冷蔵です。クール便の料金がかかります。
※ フレッシュタイプは日もちが短いものがあります。賞味期限は商品ページをご確認ください。
※ 価格・在庫は変動する場合があります。最新の情報は商品ページをご確認ください。
※ 送料・お支払い方法・お届け・返品については特定商取引法に基づく表記をご覧ください。
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