夏みかんは江戸時代に山口県で発生したとされる日本固有の柑橘で、翌年の初夏まで樹上に置くことで酸味が抜け食べやすくなると言われています。
マーマレードが思いのほか苦くなってしまうのは、皮の内側についた白いわたを残しすぎているから。わたの量を加減する下ごしらえを覚えておくと、爽やかな苦みだけを活かした仕上がりになります。

ご用意するもの
夏みかん(甘夏など) 2〜3個/塩 少々
1)皮をむいて内側のわたをそぐ

皮を四つ割りにしてむいたら、スプーンの縁で内側の白いわたをこそげ落とします。全部は取りきらず、少し残すことで自然な苦みと香りが生きます。
2)皮を千切りにして下ゆでする

細く千切りにし、たっぷりの湯で3〜4分ゆでてざるにあげます。これを2〜3回、ゆで湯を替えながら繰り返すと、えぐみだけがすっきり抜けます。
保存方法
下ゆでした皮は水気をよく切って保存容器に入れ、冷蔵で2〜3日。すぐに使わない場合は小分けにして冷凍しておくと安心です。
果肉や砂糖と合わせて煮詰めれば、爽やかな手作りマーマレードに。
産地から届く夏みかんの力強い香りに触れるたび、ていねいな下ごしらえが素材本来の魅力を引き立てるのだと私たちも実感しています。
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