成熟したココナッツの果肉を削り、水とともに絞り出して作られるココナッツミルクは、東南アジアなどで広く親しまれている調味料です。豊富な油分を含んでいるため、料理に加える際の加熱温度やタイミングによって分離しやすい特徴を持っています。
カレーやスープにココナッツミルクを加えるとき、火加減や入れるタイミングを誤ると油分が分離してしまうことがあります。なめらかに仕上げるための下ごしらえを紹介します。

ご用意するもの
ココナッツミルク1缶、加えたい料理の煮汁
① 缶をよく振ってから開ける
ココナッツミルクは缶の中で油分と水分が分離していることが多いため、開ける前によく振るか、湯せんで軽く温めてから開けます。均一な状態にしておくことが分離を防ぐ第一歩です。

② 煮汁と少しずつ混ぜてなじませる
鍋の熱い煮汁にそのまま流し込むのではなく、お玉一杯分の煮汁をココナッツミルクに先に加えて溶きのばしてから鍋に戻し入れます。急激な温度差を避けることで分離しにくくなります。

③ 加えたら煮立たせすぎない
ココナッツミルクを鍋に戻したら、弱火でゆっくり温める程度にとどめ、強い沸騰は避けます。ぐらぐらと煮立たせると油分が浮いて分離しやすくなるため、仕上げの数分は火加減に気を配ります。
保存方法
開けて残った分は密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存し、購入した商品の表示(消費期限・保存方法)に従って早めに使い切りましょう。小分けにして冷凍しておくと、必要な分だけ使えて無駄がありません。
丁寧な下ごしらえは、素材そのものの味を引き立てる一番の近道です。
仕入れ担当としても、エスニック料理だけでなく普段のスープや煮込みをまろやかに仕上げるココナッツミルクの上手な活用法をぜひ多くの方に試していただきたいと感じています。
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