れんこんの下ごしらえ|ちらし寿司にのせても酸っぱすぎない酢れんこんの作り方|旬の下ごしらえノート #863

レシピ

れんこんは奈良時代にはすでに日本で食べられていたと言われ、穴が多く「見通しが良い」とされることから、お正月料理などの縁起の良い食材としても親しまれてきました。

酢れんこんは、薄く切って一度下ゆでしてから、甘酢に漬けると、シャキシャキ感が残り、酸味が穏やかになります。

ちらし寿司に散らす酢れんこんは、生のまま漬けるとえぐみが残ったり、酸味が強く立ちすぎたりすることがあります。薄く切って一度下ゆでしてから甘酢に漬けることで、シャキシャキとした食感を保ちながら、ご飯となじむ穏やかな酸味に仕上がります。

れんこん

ご用意するもの

れんこん/酢/砂糖/塩/水

① 皮をむいて薄切りにする

れんこんは皮をむき、端から薄い輪切りにします。切ったそばから酢水にさらすと、変色を防ぎながらえぐみも和らげられます。

れんこんを薄切りにする下ごしらえ

② 酢を加えた湯で下ゆでする

沸かした湯に酢を少し加え、薄切りにしたれんこんをさっと下ゆでします。ゆですぎるとシャキシャキ感が失われるので、色が透き通ってきたら早めに引き上げます。

③ 甘酢に漬け込む

酢・砂糖・塩を合わせた甘酢に、湯気が取れたれんこんを漬け込みます。ちらし寿司にのせても酸っぱすぎないよう、砂糖はやや控えめの甘酢に仕上げるのがコツです。冷蔵庫で30分ほど置くと味がなじみます。 火の通りや状態を見て調整してください。

れんこんを甘酢に漬け込む下ごしらえ

保存方法

漬け汁ごと保存容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日ほどを目安に食べきりましょう。 状態(においや色、ぬめり)を見て判断してください。

切り方と食感の使い分け

切り方向く料理食感
薄い輪切り酢れんこん・サラダシャキシャキ
半月切り・いちょう切りきんぴら・煮物火が通りやすい
乱切り煮物・揚げ物ほくほく
すりおろし団子・つくねもちっとする

酢水にさらす理由

れんこんは、皮をむいたり切ったりして空気に触れると、変色しやすい野菜です。切ったら、すぐに酢水にさらすと、変色を抑えられます。さらしすぎると、風味が抜けるので、さっとさらして水気を切ります。

失敗しやすい点

  • ゆですぎる:シャキシャキ感が失われます。色が透き通ってきたら引き上げます。
  • 甘酢が熱いうちに漬ける:湯気を取ってから漬けると、味がなじみます。
  • 酢を入れすぎる:酸味が強くなります。砂糖や塩と合わせて、味を見ながら調整します。

れんこんの成分(可食部100gあたり)

項目れんこん・生れんこん・ゆで
エネルギー66 kcal66 kcal
食物繊維総量2.0 g2.3 g
カリウム440 mg240 mg
ビタミンC48 mg18 mg
廃棄率20 %0 %

(出典:文部科学省 食品成分データベース https://fooddb.mext.go.jp/ 、日本食品標準成分表 八訂 増補2023年)

廃棄率は生で20%です。可食部100gを使うには、皮つきで約125g(=100÷0.8)が目安です。

よくある質問

Q. れんこんは、皮をむきますか?
A. 料理によります。酢れんこんなど、白く仕上げたいときは皮をむきます。

Q. 酢水にさらさなくてもよいですか?
A. 切ったあとに時間を置くと、変色しやすくなります。すぐに使うなら、さらさなくてもよい場合があります。

Q. 酢れんこんは、ちらし寿司以外に何に使えますか?
A. サラダの具、箸休め、お弁当などに使えます。

穴の空いた形が縁起物として親しまれてきたれんこんは、ちらし寿司の主役にはなりにくくても、彩りと食感を支える名脇役だと、仕入れ担当として感じています。

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