かつては主に菜種油を採るために栽培されていた菜の花ですが、春の訪れを告げる代表的な食用野菜として古くから日本の食卓で親しまれてきました。
菜の花特有のほろ苦さは春らしい魅力ですが、昆布締めにすると旨みが重なってぐっと食べやすくなります。色よく仕上げる下ごしらえのコツを紹介します。

ご用意するもの
菜の花1束、昆布2枚(濡らして戻したもの)、塩少々
① 色よく茹でる
塩を加えた熱湯で菜の花を茎から先に入れ、30秒ほどでさっと茹でます。茹ですぎるとほろ苦さが抜けすぎてしまうので、色が鮮やかになったらすぐに引き上げます。

② 冷水にとって水気を絞る
茹でた菜の花はすぐに冷水にとって色止めをし、粗熱が取れたら手で優しく水気を絞ります。強く絞りすぎると食感が損なわれるので、軽く押さえる程度にとどめます。

③ 昆布で挟んで締める
水で戻して柔らかくした昆布で菜の花を挟み、ラップでぴったりと包んで冷蔵庫で半日ほど置きます。昆布の旨みがゆっくりと染み込み、ほろ苦さと調和します。

保存方法
昆布に挟んだ状態で冷蔵庫で保存し、2日以内に食べきるのがおすすめです。昆布はうすく削いで一緒に食べても、旨みを無駄なく楽しめます。
丁寧な下ごしらえは、素材そのものの味を引き立てる一番の近道です。
昆布で締めることで菜の花の繊細なほろ苦さと旨みが引き立ち、旬の野菜が持つ素材の力を改めて実感したと私たち仕入れ担当も感じております。
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