梅の下ごしらえ|冷凍梅ジャムをなめらかに仕上げる種の取り方|旬の下ごしらえノート #546

レシピ

梅は一度冷凍することで細胞壁が壊れ、解凍時に果汁が出やすくなるとともに果肉がやわらかくなる性質があります。中国原産とされる梅は奈良時代までに日本へ伝わり、古くから保存食などに活用されてきました。

梅ジャムは種を取り除く一手間さえ乗り越えれば、あとは煮詰めるだけの手軽な仕事。生の梅は種離れが悪いが、一度冷凍してから解凍すると果肉がやわらかくなり、包丁を使わなくても手で簡単に種を外せるようになる。

冷凍庫から出した梅の実をざるに入れている様子

ご用意するもの

完熟梅、砂糖

①梅を洗って丸ごと冷凍する

完熟梅はよく洗ってヘタを取り、水気を拭いてから保存袋に入れて丸ごと冷凍する。半日以上凍らせれば十分。

保存袋に入れた梅を冷凍庫にしまう様子

②解凍して手で種を外す

常温か流水で少し解凍し、果肉がやわらかくなったら手で軽く握るようにして果肉と種を分ける。皮ごと使うと自然なとろみとほんのりした色が出る。

解凍した梅の実を手で潰して種を取り出している様子

保存方法

種を外した果肉は砂糖と一緒に煮詰める前であれば冷蔵で1日程度保存できる。煮詰めたジャムは清潔な瓶に入れ、冷蔵で2週間ほどが目安。

凍らせて種を外すひと工夫だけで、皮ごと丸ごと使えるやさしい甘さの梅ジャムに仕上がる。

仕入れ担当として、旬の完熟梅を手軽に余すことなく味わえるこうした知恵は、日々の食卓を豊かにしてくれるものだと実感しています。

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